野生きのこのセシウム検出で思うこと・・・

 山梨県が23日に実施した放射性物質検査で、本県鳴沢村で採取した野生きのこから基準値を超える放射性セシウムが検出されました。

 販売・出荷の自粛要請により、直売所での撤去の様子がテレビ・新聞で報道されています。

 でも、去年も検出されていることご存知でしょうか?

 「ニュースにならなかったし、基準値超えてなかったんじゃないの。」

 いいえ、今の基準値(放射性セシウム100Bq/kg)を超えていました。

 平成23年9月22日 鳴沢村   ショウゲンジ 197

          鳴沢村   ハナイグチ  153

     10月5日 北杜市   コウタケ   126

          北杜市   キシメジ   201

       6日 富士吉田市 カノシタ   373

          富士吉田市 ショウゲンジ 454

            県のホームページ 第一報 第二報 より

 そうです、今の基準値を超えているのです。

 当時の基準値(暫定規制値と呼ばれていました)は500Bq/kgだったので、去年は基準値を超えていなかったのです。

 今年の野生きのこが、基準値を超えることは想定内だったはずです。

 「食べても直ちに影響ない」専門家(山日新聞より)、こんな意識がそこかしこにあるように思えてなりません。

 関係者「どうして今になって検出されたのか…」(山日新聞より)

 去年だって検出されてたじゃない・・・