お寺の支障木伐採の続編です。
大径木も怖いですが、こんな極端な偏芯木もやっかいです。
林縁部の桜は、太陽求めてどんどん偏芯しますので、よく見る光景です。
こうなる前に、伐ってしまうことをお勧めします。
こんな偏芯木も、チルホールを二丁使うことで、強制的に引き倒すことができます。
ただし、牽引方向・受け口の角度・ツルの残し方などなど・・・
ここがプロの腕の見せ所です。
桜は粘りがないので、ツルが簡単にちぎれてしまいます。
受け口は広角にとり、追いくちは角度をつけ幅も残すことで、荷重反対側のツルの強度を確保します。
樹種、形状、周辺状況等によって判断するのですが、勘ではないのですが言葉で説明するのは難しくて、経験上の判断ってことになります。
やっぱり解りづらいですね。
最後に、墓地内の枯れた杉を伐採して無事終了しました。
この写真では解りづらいですが、お墓の裏側15mほどを、刈り払い&皆伐したことで、お墓に倒れそうな樹はなくなり、ご住職も安堵されたご様子でした。
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