今まで特伐中心にブログを書いてきましたが、「偏心木の伐倒も一見の価値ありですよ。」との声にお応えして、早速ご紹介させていただくことのしました。(今回は少し特伐の要素も含まれています。)
大枝のせいで極端に重心が偏っていますので、大枝を切り詰めることにしました。
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=495x1024:format=jpg/path/sb393da7111604a29/image/i0e2ced1ef8c454e2/version/1473681227/image.jpg)
大枝の下は牛さんの放牧地で電柵が張られています。
大枝を切り詰めたうえで、チルホール二丁を使って斜め後方に「ドシーン!」、狙い通りの伐倒ができました。 斜め後方という制約がなければ、枝下しは必要なかったかもしれませんが、「安全第一!」念には念を入れて。
もう一本は、これまた著しく偏心したサクラです。
こちらも大枝を切り詰めてから、家の反対側に「ドシーン!」
重心位置の見極め、伐倒方向とチルホールの設置位置、受け口の角度、ツルの幅などなど・・・
また都合よくアンカーが取れるわけでは無いので、全ての条件をトータルで判断しなくてはなりません。
偏心木は林縁部に多く、林縁部は道路・電線・住宅に面していることが多いので本当に神経を使うのですが、今の現場も終わりに近づいたので、もうしばらく神経をすり減らすような伐倒が続きそうです。
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